昨年に引き続き今年も「トマトキュウリサミット」(2015年1月22・23日開催)に参加しました。今回でなんと5回目。そして会場はさいたま市!埼玉県民の私としては、とても嬉しい開催地でした。
1日目は生産者の方による環境制御を中心とした話題や埼玉県職員による次世代大規模施設園芸の紹介がありました。2日目はトマト・キュウリのそれぞれの部会に別れての分科会。どちらも聴講したかったのですが、今回はトマトを選択。生産者の方による発表後、パネルディスカッションがありました。トマトの栽培といっても何を主軸に置くのか…多収なのか、食味なのか、付加価値なのか、で生産者それぞれ栽培や管理が違うということが改めてわかりました。パネルディスカッションは、1つの話題に関して生産者それぞれの意見を伺えるのでとても面白かったです。
埼玉県の畜産業についても紹介がありました。埼玉は、東西に広がる県。米や麦、野菜、植木、花、畜産までバラエティに富む農産物が作られています。埼玉県のキュウリの生産はなんと全国3位、トマトは13位だそうです(共に産出額)。埼玉県民かつ農業界で働いていながら知らなかった埼玉の農産業の一端を今回知る事ができました。
産地を生かした特産品づくりも進んでいるようです。北本市ではトマトをふんだんに使った北本トマトカレーが新たな名物になっています。第9回埼玉B級ご当地グルメ王決定では、優勝したそうです!
先日、北本までトマトカレーを食べに行ってきました。トマトの酸味とカレーのスパイスがマッチしていて、とっても美味しかったです。添えられていたトマトの酢漬けが後引く美味しさでした☆
各地の名産を生かして、埼玉がもっともっと元気になればと思いました♪
ちなみに、2015年3月22日に草加市で第12回埼玉B級ご当地グルメ王決定戦があるそうです。お近くにお住まいの方は、是非行ってみてはいかがでしょうか。
前回のきゅうり生育試験に引き続き、秋どりきゅうりで第2弾☆生育試験を行っています。
今日は育苗段階での中間報告です。前回の試験では育苗段階での正珪酸散布回数は1回でしたが、今回は育苗段階から定期的に正珪酸を散布しました。
======試験の概要=====
【供試品種】
秋どりきゅうり「よしなり」
【試験区】
1.対照区
2.正珪酸区
(1,000倍希釈液を
1ポット10mL株元に散布)
【栽培暦】
’14/7/26 育苗ポットへ播種
’14/8/4 正珪酸散布
’14/8/12 正珪酸散布
’14/8/21 正珪酸散布
’14/8/25 定植
根の重量
(g) |
合計
(3株) |
平均 |
対照区 |
0.221 |
0.074 |
正珪酸 |
0.797 |
0.266 |
<中間報告>
今回は、約1ヶ月の育苗期間中に正珪酸を3回散布しました。正珪酸の方が葉も大きく茎もしっかりと成長していました。そして、育苗ポットから取り出すと、その差は歴然!対照区は、ポットから出した時に底の土がぼろっと落ちるのに対し、正珪酸は底の部分で根がグルっと巻いているので、ポットの形のまま苗が取り出せます!
そして見た目だけでなく、根洗い後もはっきりと差がありました。乾燥後の根の重量は、対照区の約3.6倍。しっかりした苗ができました。
次は苗を定植して、生育試験の続きを行う予定です。ただここ数日は寒いくらいの日が続いているので、しっかりと成長してくれるか心配です・・・。
収穫の時期になりましたら、また報告します♪
正珪酸を用いた「きゅうり」の生育試験が終わりましたのでご報告します。
きゅうりの収穫数、収量、根の重量を比較しました。
◆収量・収穫数◆
【積算収穫数(本)】
対照区32本に対し、正珪酸区では57本になりました。
約1.8倍です。
【積算収量(g)】
対照区4,045gに対し、正珪酸区では7,691gになりました。
約1.9倍です。
◆収穫後の根重量◆
【収穫後の根重量】
根の重量(g) | 合計 | 平均 |
対照区 | 32.8 | 10.9 |
正珪酸 | 72.4 |
24.1 |
根の重量は、対照区の約2.2倍となりました。
◆考察◆
今回、育苗期~収穫期を通じて正珪酸の施肥効果を確認しました。
収穫初期は正珪酸区と対照区に大差がありませんでしたが、収穫中期には成長の差が開き始め、最終的には収穫量・収量ともに2倍弱の差となりました。
収穫後の根の状態を確認すると、正珪酸区の根の重量が2倍以上となっていました。
正珪酸区の収量が約2倍になった要因は、根張りがよくなることによる肥料成分の吸収促進、葉が立つことによる光合成の促進等が考えられます。
きゅうりは元来ケイ酸を必要としている植物ですが、こんなにも顕著な差が出るとは思いませんでした。
今度は秋栽培のきゅうりで再現試験を行ってみたいと思います。
=試験の概要======================================
【供試品種】
強健夏秋きゅうり
【試験区】
1.対照区
2.正珪酸区
ポットによる栽培で、各3ポットずつ
【栽培暦】
’14/4/7 播種
’14/5/2 1回目;育苗箱への葉面散布
’14/5/20 ポットへ定植
’14/5/21 2回目;葉面散布
’14/6/3 3回目;葉面散布
’14/6/11 カルグッド70を葉面散布
’14/6/13 4回目;葉面散布
’14/6/23 5回目;葉面散布、潅水
’14/7/1 6回目;葉面散布、潅水
’14/7/3 グリーンジェル6-9-6 300倍を潅水
’14/7/11 7回目;潅水
’14/7/22 8回目;潅水
(赤字は、正珪酸区のみの処理)
【収穫時期】
2014/6/17-2014/8/1
正珪酸を用いた「きゅうり」の成長比較試験を行っています。
【供試品種】
強健夏秋きゅうり
【試験区】
1.対照区
2.正珪酸区
’14/4/7 播種
’14/5/2 1回目;育苗箱への葉面散布
’14/5/20 鉢へ定植
’14/5/21 2回目;葉面散布
’14/6/3 3回目;葉面散布
’14/6/11 カルグッドを葉面散布
’14/6/13 4回目;葉面散布
’14/6/23 5回目;葉面散布、潅水
’14/7/1 6回目;葉面散布、潅水
’14/7/3 グリーンジェル6-9-6 300倍を潅水
(赤字は、正珪酸区のみの処理)
☆中間結果☆
定植後、初期段階では対照区と正珪酸区での差はほとんどありませんでしたが、6月中旬より成長に差が見られ、現時点では上記写真のように葉の大きさが対照区に比べ正珪酸区が1.5倍程度大きくなり、葉が硬くなっています。また、茎の高さも1.3倍ほど、正珪酸区で高くなっています。
収量は現時点で、収穫数、重量ともに正珪酸の方が10%程度多くなっています。
☆考察☆
ケイ化細胞が増殖することにより光合成が促進された結果、収量もアップしたと考えられます。
まだ試験途中ですので、また報告します。
ゴールデンウィークもあっという間に終わってしまいましたね。ゴールデンウィークを使って、先日、宮崎県宮崎市のきゅうり生産者の方にお会いしてきました。現代農業の「正珪酸」広告がきっかけで、今年から「正珪酸」と「SN-103」を使って頂いています。
きゅうりにもケイ酸の施肥が大切ということで、水に溶けるケイ酸を探していたそうです。今まで使用されていたケイ酸は、水に溶けず効果がイマイチだったそう・・・。今年から、「正珪酸」に尿素、マグネシムを混用施用した結果、去年の同じ時期に比べて「うどんこ病」の発生が少ないそうです!!また、「SN-103」はネコブセンチュウを麻痺させる効果がありますが、こちらも好感触との事。生産者の方から「良かったよ~」と言われるのは、やっぱり嬉しいものですね。
帰りに、きゅうりを頂いたので家族が大好きな「きゅうりの浅漬け☆中華風」を作りました。獲りたてのきゅうりは、とってもジューシー。子供も、もっともっとと一瞬で平らげました(^^)美味しいきゅうりをごちそう様でした。
余談ですが、今回お会いした生産者の方は若い!!私よりも若い!!失礼ながら年齢を伺うと30代前半。畜産関係から5年前に転職したそうです。若い人たちが農業に新規参入されることは、今後の日本の農業にとっても重要な事ですね。
さらに余談ですが、生産者様のお母様の肌がつっるつるでした!昔、きゅうりパックが流行りましたが、きゅうりの美肌効果でしょうか!?今度お会いした時は、忘れずに美肌の秘訣を聞いてきます!
有限会社 グリーン化学
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